あなたの短所は?「すぐにキレるところです」
では、あなたの長所は?「・・・真面目なところです」
こんにちは、転職仙人です。面接の時に長所とか短所とか聞いてくる面接官多くないですか?
それ聞いてさ、あなたの何がわかんだよって思いますよ?俺は。あったまきたわ?いやマジで。お前、誰なん?
「わたしが本当のお父さんだよ」
!?
転職の面接で長所と短所を聞かれた時は面接官は何を知りたいの?
面接の時に長所と短所の回答はどのようにするべきか?
この記事では、面接時の「あなたの長所と短所は何ですか」という質問に答えるためのヒントを提供します。
「長所と短所」の質問で面接官が知りたいこと
面接官の意図を極力理解することで、この短文に秘められた意味が見えてきます。
自己認識の確認
応募者が自分の長所や短所を認識し、客観的に自己評価ができるかどうかを確認します。自己認識が明確であれば、自身の強みを生かした仕事やチームへの貢献方法をより具体的に説明できます。
マズいのはいわゆる「カンチガイヤロー」です。
もろハゲなのに「自分の長所は髪の毛フサフサなことで、短所はドライヤーで髪の毛を乾かすのが大変なことです!」とドヤ顔で答えてしまうと自己理解ができていない人なのかもしれない、と思われてしまうかもしれません。
適性の把握
応募者の適性や能力を把握し、求められるポジションに適しているかどうかを判断します。
「自分の意見を積極的に主張することができます」といえば、営業職の求人には好感を持たれるかもしれませんが、事務職ではみんなと調和できるだろうか?という不安を覚えるかもしれません。
成長の意欲の確認
長所や短所を把握することで、応募者が自己成長やスキルの向上に向けた意欲を持っているかどうかを確認します。
また、それらがチームや組織の発展に貢献するかどうかを判断します。
例として、「人と仲良くなるのが上手い」などは世間的に良いイメージですが、業務上のコミュニケーションを円滑に行えるようになるという意味合いで、「会社に貢献できる」という伝え方ができるかが大切になります。
「長所はみんなと楽しいお喋りでみんなとお友達になれることです〜」「短所は打たれ弱いです〜、なるべく褒めて欲しいです〜」と言われた日には、この人を入社させたらウチの会社は仲良しクラブになってしまうんじゃないか?と感じる面接官もいるでしょう。
コミュニケーション能力の評価
応募者が自身の長所や短所を適切に伝えることで、コミュニケーション能力や表現力を評価します。適切な言葉で自己評価を述べることができるかどうかが重視されます。
例として、「長所は視力が良いことです。一般的には見えないような、遠くの小さい文字もみえます」と表現するのと「長所は視力が良いことです。女性の服が透けたり、その人が今日つけているインナーの色がわかります」と回答するのでは印象が変わります。
過去の経験や行動の理解
長所や短所を明示することで、過去の経験や行動の背景や理由を理解し、それに基づいて将来の行動や成果を予測します。これにより、求職者の信頼性や成果への期待が評価されます。
と言っても、これは面接官の洞察力や人生経験が豊富、かつ、対話している相手の価値観を尊重する土台やその人の器のよなものがないと難しい気がします。面接官が人生経験豊かで、人生の酸いも甘いも嚙み分けるような経験があるような人間だけが持ち合わせる、独特の第6感で察するようなものなのではないかと思います。
洞察力があったとしても、「自分の価値観が正しい」「自分よりもお前は下」という意識に常に支配されているような面倒くさい面接官も割と多いので、そこは運です。
応募する人が多種多様ですが、面接官も本当に多種多様です。
人の価値観を理解しようと努めめる姿勢に乏しい面接官が多く存在することも事実だと思います。ということを認識しておくこと転職活動を行う上で大事なことではないかと思います。
自分の長所と短所を見極める
この質問を相手に説明するには、自分の特徴を理解しておく必要があります。
自己分析を行う
自分自身を客観的に見つめ直し、自己分析を行います。これには、自分の性格や価値観、スキルや経験、興味や趣味などを振り返ることが含まれます。
応募する企業・仕事内容に親和性が高いものに注目してみるとヒントがあります。
フィードバックを求める
家族や友人、同僚など信頼できる人に自分の長所と短所についてフィードバックを求めることで、客観的な視点を得ることができます。
転職エージェントのキャリアコンサルタントは応募しようとしている企業に対して、あなたの長所・短所がどのように関係しているかを分析する上で、第三者目線で有用なアドバイスをもらうことができます。
過去の経験を振り返る
過去の成功や失敗、成長した経験などを振り返り、自分の強みや弱みを理解します。過去の行動や結果から、自身の特性や傾向を把握することができます。
日々の振り返りを行う
日々の行動や反応を振り返り、どのような状況でどのように振る舞ったかを観察します。このような日々の振り返りを通じて、自分の長所や短所をより具体的に把握することができます。
「長所と短所」の質問の対策
自己分析を行ったら、面接で「長所と短所」を聞かれた時の対策を立てていきます。
長所を強調する
自己分析の中で応募する企業や仕事内容において、仕事やチームへの貢献につながる長所を明確にし、面接ではそれが何故に貢献につながるかを具体的に説明します。自分の長所を適切な言葉で表現し、自信を持って述べます。
具体的な例を挙げる
長所を説明する際には、具体的な例や経験を挙げることが重要です。
過去のプロジェクトや成果、リーダーシップ経験などを例に挙げ、自分の強みを証明します。
短所をポジティブに表現する
短所を説明する際には、その改善に向けた行動・意欲・努力を強調します。
また、その短所が実際にどのように克服されてきたか、または克服するための具体的な取り組みを説明します。
「食べすぎてしまうことが短所です→食欲が湧いた時には外で全力疾走をして食欲から気を逸らすことを心がけています」など
企業のニーズに合わせて調整する
自分の長所や短所を説明する際には、企業のニーズや求人要件に合わせて調整します。
対策の中でこれが一番大事です。
自分の強みが求人要件やチームのニーズにどのようにマッチするかを明確に伝え、企業へ自分を雇う価値があることを強調します。
まとめ
面接の中で頻出の「長所・短所」の質問でした。
なにより大事なのは、求人の内容で「この企業・仕事は応募者に何を求めているのか」「どのように表現すれば好感を持ってもらえるか」ということです。
仮にあなたの強みが突出していても、仕事の内容に合っていたとしても表現を誤りってしまい面接官に「なんか生意気なヤツだ」と判断されてしまえば、不採用になることもあります。そんなくだらない内容で面接の合否というのは決まるものです。人間のSaGaですね。
なので、事前に可能な範囲で「面接応募する企業の内情・雰囲気」、「面接官のキャラクター」、「仕事で求められる成果物」を調べて、そこに自分の長所と短所がどのように結びつくのか、そしてどのように表現して回答すれば印象がよくなるかを想定しておきましょう。